なぜ歯を削ると寿命が縮むのか?

歯科治療において、虫歯部分を削るという手法は長い間一般的な治療として行われてき

ました。
しかし近年、歯を削ることが結果的に歯の寿命を短くする可能性がある——
そう考える歯科医師が増えています。
私は歯科医師ではありませんが、歯科の先生方の考えや文献から学ぶ中で、
その理由を深く納得するようになりました。

 

歯は削ると、元の強度には戻れません。
エナメル質は自然再生しにくい組織であり、
削る行為は
●歯を弱くする
●象牙質の露出
●刺激(熱・冷・甘味)に敏感になる
という方向に働きます。

さらに興味深いのは、
削ることで歯の“寿命”が段階的に短くなっていくことです。

削る

詰め物

再発

再治療

神経を取る

歯根破折

最終的に抜歯

この流れは、歯科業界では
「歯の死のスパイラル」
と呼ばれることがあります。
これは歯医者さんが悪いのではなく、
長年の歯科治療の前提そのものが削る方向だった
という歴史的背景があります。

一方で、削らずに済むケースがあることもわかってきています。
エナメル質の初期脱灰は、

唾液中のミネラル成分によって再石灰化する可能性がある。
これは歯の自然治癒力とも言えます。

ここで、私たちの日常ケアが重要になります。
強い殺菌剤で口腔内を“無菌化”するのではなく、
再石灰化が進みやすい環境を整えること。
そのために必要なのは、
●弱アルカリ環境
●ミネラル補給
●常在菌バランスの維持
です。

バイオペーストは、そのサポートを目的とした製品です。
歯医者さんの治療を否定せず、
日常ケアの段階で
削らなくても済む歯を増やす
という考え方です。

削らない歯科治療の考え方は、
一部の進歩的な歯科医師によって広まってきていますが、
その根底にあるのは、
歯は生きた器官であり、できる限り原形を残すべき
という思想です。

歯の寿命は、削らないほど長くなる。
そして歯を守る第一歩は、
歯医者さんではなく、
私たちの日々の生活習慣と口腔ケアにある——
そう感じるようになっています。

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