前回は、虫歯や歯周病が糖尿病や心疾患、さらには妊娠や認知症にまで影響を及ぼすことをご紹介しました。つまり「口の健康を守ること」は、そのまま「全身の健康を守ること」につながるのです。ここでは、毎日の生活に取り入れやすい予防医療としての口腔ケアを具体的にまとめます。
1.「歯磨き」は治療ではなく予防の第一歩
- 毎食後と就寝前の歯磨きを習慣にする
歯ブラシだけでなく、デンタルフロスや歯間ブラシを併用して「磨き残しゼロ」を意識
- 研磨剤に頼りすぎず、唾液やミネラルの再石灰化を助けるケア製品を選ぶ
特におすすめなのが バイオペースト。天然由来成分100%でつくられており、口腔内を弱アルカリに保つことで再石灰化をサポートします。化学合成成分を含まないため、子どもから高齢者まで安心して使える点も大きな特徴です。
2.口腔内を乾かさない工夫
- 口呼吸を避け、鼻呼吸を習慣化
- 水分補給をこまめに行い、口腔内を潤す
- ガムを噛んで唾液の分泌を促進(無糖・キシリトール配合がおすすめ)
バイオペーストは就寝前のケアにも最適で、唾液の働きと相まって睡眠中の口腔環境を整えます。
3.食事と栄養の工夫
- 歯の材料になる栄養素(カルシウム、リン、マグネシウム)を意識的に摂る
- 歯を強くするビタミン(A、D、K2)を含む食品を日常的に取り入れる
- 甘い物や加工食品は「たまに」にとどめ、間食はナッツやチーズなど栄養価の高い食品を選ぶ
栄養のバランスを整えつつ、毎日の歯磨きでバイオペーストを取り入れることで、歯の再石灰化をより効果的にサポートできます。
4.定期健診とプロケア
- 3〜6か月に一度は歯科医院で健診を受け、早期発見・早期治療を徹底
- 歯石やバイオフィルムはセルフケアでは完全に落とせないため、専門的なクリーニングを活用
毎日のセルフケアに加え、プロのケアとバイオペーストの活用を組み合わせることで、口腔内環境を長期的に安定させることができます。
5.全身の健康を意識したケア
- 十分な睡眠、ストレスコントロール、適度な運動を意識する
- 生活リズムを整えることで唾液の質や免疫機能も改善され、虫歯や歯周病に強い体づくりにつながる
口腔ケアを「歯だけのケア」と考えるのではなく、全身の健康管理の一部として取り入れることが大切です。
まとめ
虫歯や歯周病は「治療する病気」ではなく「予防できる病気」です。毎日の歯磨きや食習慣、生活習慣の積み重ねが、糖尿病や心臓病などの大きな病気を防ぐ第一歩となります。そこに 食品レベルの安全性と高い口腔ケア性能を兼ね備えたバイオペースト を取り入れることで、予防医療としての口腔ケアがより確実なものになります。
予防医療としての口腔ケア──それは健康寿命を延ばし、人生の質を高めるための最も身近で効果的な習慣なのです。
次回【第7回】では、具体的な「理想的なオーラルケアの一日」をシミュレーション形式でご紹介します。朝から夜まで、どんな行動が歯と体を守るのかをイメージできる内容にしていきます。