バイオペーストおよびマウスケアウォーターは、pH10前後の弱アルカリ性に設計されていますが、「強力な除菌剤」とは異なり、口腔内のすべての菌を一律に殺すことを目的としていません。
私たちの口の中には、善玉菌(常在菌)と悪玉菌(虫歯菌・歯周病菌など)が共存しています。近年の研究では、悪玉菌は酸性環境を好み、善玉菌は中性〜弱アルカリ性で安定する傾向があることがわかってきました。
バイオマウスケアウォーターは、pHを一時的にアルカリ側にシフトさせることで、酸性に傾いた口腔環境を中和し、虫歯や歯周病の原因菌の活動を抑えることを目指しています。
つまり、善玉菌を排除するのではなく、善玉菌がすみやすく悪玉菌が増えにくい環境づくりをサポートするというアプローチです。
また、当製品は「アルカリ電解水」や「次亜塩素酸水」のような**高アルカリ性・高酸化性の除菌水とは異なり、天然由来のミネラルバランスによって穏やかにpH調整を行っています。**そのため、口腔粘膜や常在菌への影響を最小限に抑える設計となっています。
さらに、**味蕾(舌の表面)や歯周ポケット(歯と歯ぐきのすき間)などに潜む菌は、完全には取り除くことができません。**そもそも、歯みがきによって口腔内の菌を“ゼロ”にすることは不可能です。
**大切なのは、みがいた後の口腔環境を整え、「良い菌がすみやすく、悪い菌が増えにくい状態」を保つこと。**バイオペーストは、そのために役立つ歯みがき剤です。
バイオペーストは、**酸化還元電位-200mVという高い“還元力”**を持ち、口の中の酸化ストレスを抑えるとともに、菌が付きにくく、善玉菌がすみやすい環境づくりをサポートします。
つまり、すべての菌を殺すのではなく、「自然なバランスを整えること」こそが、バイオペーストの最大の特徴です。