バイオペーストは、酸化還元電位がマイナス150〜200mVという強い還元力(抗酸化力)を持っています。この還元力の源となるのが、製品中に含まれる大量のマイナスイオンです。
これらのマイナスイオンが電気的な力として働き、歯周病菌などのグラム陰性菌や、さらに微細なウイルスに対して作用します。細菌やウイルスの細胞壁に電気的ストレスが加わることで構造が破壊されます。
■ バイオフィルム構造の崩壊と侵入
バイオフィルムとは、細菌が作り出す強固な膜状の集合体であり、通常の歯磨きでは容易に除去できません。しかし、バイオペーストはその構成菌を死滅させることで、バイオフィルムそのものの構造を崩壊させます。
その結果、膜に隙間が生じ、毛細管現象が促進され、バイオペーストの成分が内部にまで浸透。これにより、バイオフィルム全体の除去が可能になります。
■ マイナスイオンによる剥離・浮上効果
さらに、バイオペーストに含まれる大量のマイナスイオンは、歯の表面の汚れやエナメル質に付着すると、同じ極性のイオン同士が電気的に反発し合い、**汚れを浮かせて引き離す作用(剥離促進効果)**を発揮します。
この働きにより、細部の汚れや細菌が浮き上がった状態となり、確実に洗浄・除去することができます。
■ 再付着防止と防臭効果
加えて、エナメル質表面がイオン化されることで、汚れの再付着が起こりにくくなります。また、臭いの元となる汚れの微粒子や細菌を寄せ付けにくくする性質もあり、防臭効果にもつながります。
さらに、還元力によって、酸化によって発生する**口臭や酸化臭をリセット(中和)**する作用も確認されています。
バイオペーストはこのように、還元力とマイナスイオンの電気的特性を活かして、物理的・化学的にバイオフィルムの分解と除去を実現しています。従来の研磨や発泡剤に頼らない新しいアプローチで、口腔内をやさしく、そして効果的にケアできるのが最大の特長です。