市販の歯磨き剤の多くには、使用時に泡立ちを良くする「発泡剤」が配合されています。これは、ボディーソープやシャンプー、食器用洗剤など、泡立ち=洗浄というイメージが日常生活に根付いているため、歯磨き剤にも当然のように発泡剤が使われているのが現状です。
しかし、歯磨きという用途においては、弊社は独自の見解をもっています。
1. 発泡による有効成分の希釈と流出
歯磨き剤に含まれる洗浄成分や薬効成分は、本来濃度の高い状態で作用を発揮します。ところが、少量のペーストが大量の泡になると、それら有効成分は泡とともに早期に口腔外へ流れ出てしまい、効果が発揮される前に失われてしまいます。
また、口腔内にはそもそも大量の油分が存在しないため、ボディソープや食器用洗剤のように泡で油を包み込む必要もありません。
2. 発泡剤(界面活性剤)の安全性リスク
一般に、発泡剤は「界面活性剤」であり、その多くが石油系合成成分です。これらは強力な発泡力を持ちますが、口腔内の粘膜からの吸収リスクが指摘されています。
皮膚の経皮吸収率を「1」とした場合、頭皮は「3」、そして粘膜は「42」と、非常に高い吸収力を持ちます。心臓薬であるニトログリセリンが舌下錠として使われるのも、口腔粘膜の高い吸収力を活用している例です。
このため、たとえ植物由来であっても、口腔内化粧品に界面活性剤を使用することは避けるべきと私たちは考えています。
3. バイオペーストのこだわりと新しいライフスタイル
バイオペーストは、界面活性剤を一切使用せずに高い洗浄力を実現した、安全性の高い歯磨き剤です。
泡が立たないことで、有効成分が口腔内に長くとどまり、じっくりとケアできるのが特長です。泡があふれることがないため、洗面台でかがんで急いで磨く必要がなくなり、テレビを見ながらリラックスして歯磨きを楽しむなど、新たなライフスタイルを提案します。